同窓会 行く? 行かない?

同窓会に行ったことありますか

今まで長く生きてきたがこれまで同窓会に行く機会が無かった。

今回初めての同窓会に行くことになった。

同窓会に来れるタイプ

同窓会に参加するにはいくつかの参入障壁がある。

  1. ある程度の財力( 仕事 )
  2. 年の取り方に多少の自身がある
  3. ある程度幸せ
  4. 上記に当てはまらなくても気にならない

やはり同窓会に参加しようと思うには現在にある程度の余裕が必要っぽい。

あと、ある程度幸せってことも大事な要素だ。


僕を動揺させたもの

これだけ長く合わなかった同窓がどーんと会すると、思うところはいっぱいあるな。

可愛いあの子がおばさんになってた。

人はやはり年をとるものだ。

見るからに誰だ、あのおばさん!的に年老いてしまった彼女も、誰だ、あのハゲは?的に見事に薄毛になってしまった彼も衝撃だが、

一番衝撃なのはクラスのマドンナの老いだ。

可愛かったあの子も一見、あまり変わってないような感じを与えるが、近くで話すと表情やヒフに隠しようもない年輪が刻まれているのだ。

彼女が年をとってしまったという事実が僕を強く動揺させる。

そこに時の残酷さを感じる。

自分に残された、これからの人生がもう折り返しに来ているというリアル。

それらがごっちゃになって、いたたまれない気持ちになる。

初恋の彼女は亡くなっていた

ある程度の年代になると全員が幸せではないし、場合よってはいろんな不幸がそこかしこに見受けられる。

死はその最たるものだろう。

同じ年の、同じ学び舎で過ごした同窓が事故や病気で命を失い、もう存在してないことは本当にショックだ。

それが初恋の人であったり付き合っていた彼女であったら尚辛い。

僕の場合、亡くなっていたのは初めて付き合った彼女だった。

あんなに輝いていて、若さに溢れて美しかった彼女がこの世にいない事実に狼狽させられた。

得もいわれない喪失感。

美しいまま死んだなんて綺麗ごとはなんの意味も為さない。

今日参加した誰もがいつ死を迎えてもおかしくないのだ。

常に死を背負って生きていく。


最後に、なかなか魅力的になってた彼が、僕に言った。

耳に残る言葉

学生当時は普通の男だった彼、現在は少しだけ薄い肉を纏い、伊達メガネをかけて髪は強めのパーマをかけサイドを深く刈り上げ、ひょっとしたらオネエかもと思わせるような雰囲気と話し方の彼。

帰り際に僕の耳元でそっと囁いた。

「あなたさぁ、これから大変よ。

今まではね、そのお顔と人なっつこさで上手く大変なことをかわしてきたでしょ。自分でもわかるでしょ。

それがこれからは通用しなくなるから」

普段の僕だったら気にしないか、さもなくば頭に来ていて反論したかもしれない。

彼の、酔っているにもかかわらず独特の抑揚したオネエ言葉で諭されると、

「確かにその通りかもしれない」と感じた。

いつまでも耳に彼の声色とセリフが残った。


思い返すと

なるほど確かに彼の言うように僕は学生時代から、どちらかと言えばモテるほうだったし女の子に苦労したこともない。

いじめられたりいじめたり、先生に目をつけられることも無い。無事に学生生活を終えている。むしろ順風満帆という形で船出した。

社会に出てからも自分より優秀で学歴のある人間よりも結果を残せたし、人にも随分助けられた。

得している人生と言っても言い過ぎはないだろう。

でも彼に言われた言葉がこれだけ耳にこびりついて離れないのは、今の結果を、自分の実力でも努力の結果でもない、ただの運のおかげだろうと心のどこかで考えているからかもしれない。

彼の言葉の指すこれから大変なこととは一体何の事だろう?

病気になる?死ぬ?妻に裏切られる?事故にあう?部下に嵌められる?

僕たちが今ここに存在していることの奇跡

考えると幸福な人生を一撃で不幸のどん底に叩き落とす出来事は世の中に無数に転がっている。

この世で人生を謳歌しているヤツも自分を不幸だと嘆いている連中も、奇跡的に幸運なだけかもしれない。

同窓会に来る連中はある程度しあわせだ。

死んだやつもいるし、不幸でとてもこんな会に参加できないヤツもいる。

僕も含めここにいる連中はみな理解するべきだ。

自分たちが奇跡の上に成り立ち、今ここにいるという事を。

明日僕に死が訪れるかもしれない。

君に死が訪れるかもしれない。

この幸福はだれにも保障できない。

だから一日一生。だいじに生きていきたい。

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